4. イボ取りに
ハトムギの別名
ハトムギ酵素を食べ続けますと、イボ、シミ、ソバカスなどがとれ、肌が色白になってきます。とくにイボ取りには効果的で、ハトムギは昔からイボコロリという別名があります。
貝原益軒とイボ取リ
ハトムギはイボ取りに効果的ですが、しかし、中国で出版された薬物学的な文献には、その記述がありません。
ハトムギとイボ取りの関係が、はじめて紹介されたのは、江戸時代の食養の大家、貝原益軒が著した「大和本草(やまとほんぞう)」がその最初です。ハトムギの美容効果、母乳の出をよくする催乳効果そして、イボ取り効果を発見したのは、どうやら日本人のようです。
ハトムギの薬理
ハトムギが、イボ、シミ、ソバカスなどにいいのなら、胃や腸の内側に出来たイボやシミすなわち胃ガン、腸ガン、腫瘍、ポリープにも効くのではないでしょうか。そういう前向きな発想から、ハトムギ(ヨクイニン)の化学成分の検討が進んでいます。
そして、ハトムギからコイクセノリドという物質が見い出され、薬物実験の結果、それに腫瘍抑制作用があることがわかったのです。
この発見によって、ハトムギは消化器系のガンの予防薬として、注目を浴びるようになりました。