酵母の話 - 酵母とは

酵母とは

酵母とは菌のことで微生物です。酵母と酵素はよく混同されますが、酵母は細菌の一種で生物であり、酵素は触媒作用をもった分子で生物ではありません。

昔から使われている酵母

一般的に「酵母」と呼ばれるのは、出芽酵母(しゅつがこうぼ)の一種であるサッカロミセス セルビシエという菌の事を指して言います。パンの発酵に使われるイーストもビール酵母などもそのグループに属しています。
出芽酵母はアルコール発酵を行いますので、世界中で数千年前から広く知られ使われていました。最近の研究で6000年前の土器から赤ワインの成分を検出する事ができたと発表がありました。これは少なくとも6000年前には天然酵母を用いて赤ワインを醸造していた証拠といえます。まさに人類の友とも言うべき微生物です。


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